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2023年12月27日

「個性」は、どこから作られるのか

喜多川泰著 「おあとがよろしいようで」から

同じ晰なのに、演る噺家によってまったく違った雰囲気になるんだよ。

落語好きには、あいつがいい、こいつはつまららえってあれこれ批評するする奴もいるけどさ、俺にしてみれば、『みんな違ってみんないい』だ。

「本当に、みんな全然違いますよね」暖平はしみじみ頷いた。
「こういうのを『個性』ってんだよ。覚えときな」
「個性?」

「ああ、師匠から教わった通り、まったく同じようにできるまで練習して、間の取り方や、表情の付け方まで真似してできるようになって演ってみるんだけど、全然違うものになる。そうやって現れてくるのが個性ってやつだ。」
誰の真似もしないで、誰もやってないことで、オリジナルを生み出して、自分らしさってやつを発揮しようとしても個性なんて育たないんだよ。

「個性的」という言葉は「人とは違う」という意味で使われる。
だから、人とは違うことをすることで個性が磨かれるのではないかと思っていた。
だが、いざ人と違うことをやるとなると難しい。
「自分にしかできない何かってなんだ」
あの人みたいになりたいと、まるごとその人のまねをしようとしても、どうしても同じものにはならない。そうやって生まれる違いのことを「個性」という。


一部の例外を除いて、自己流一本ではなかなか突き抜けませんね

守破離と言われますが、まず守る(真似る)、破(やぶる)、離(離れる)

一番始めに、守るがあります
始めがないと、その次に進めません

ソフトバンクの孫さんは、学生時代の時に日本マクドナルド創業社長の藤田伝さんに会いにいき(始めは会えなかっのですが、何度も会いたいと訴えてくる孫さんに興味を持たれのでしょう)、今後どういった業種が伸びていくのかを聞いています。

「これから伸びるのはコンピューターだ」

その後の孫さんの人生の歯車が回り始めます

伸びていく多くの人は、先人の歩いた轍(わだち)を歩み、その後に道をはずれ、自分の道を作り始めています

学びは真似びからも大切だと思います  


Posted by 尾上 正 at 06:02Comments(0)

2023年12月20日

「もの」に「思い」をのせれば、最高のプレゼントに

ヤマサキマリ著 「扉の向こう側」 像の灰皿から

ソ連の崩壊から2年、中南米における唯一の社会主義体制国家キューバは、当事米国などからの経済制裁を受けて困窮状態に陥っていた。

日々の計画停電もなけなしのエネルギーを保つための対策だが、物質の輸入も途だえてしまったので、乾電池やろうそくのような代替品も全く手に入らなかった。

ハバナの小学校にノートを届け、燃料不足で動かなくなった重機の代わりにサトウキビを収穫するというボランティアが目的で、当事暮らしていたイタリアからキューバに訪れていた私は、市内にある15人家族に居候をしていた。

とある夕方、ベランダで子供たちと絵を描いて遊んでいると、ふと脇のテーブルに置いてある灰皿に目が止まった。

像の形をした可愛らしい陶器の灰皿だが、主人が葉巻をくゆらす時に使っているものだった。

殺伐としたその家の中で、色といい形といい際立った存在感があった。

これかわいいですね、とベランダに出てきた妻に伝えると、「お父さんと新婚旅行にサンティアゴで買ったのよ。何故だかそれだけ壊れないで残っているの」と、愛おしそうな目を灰皿に向けたまま微笑んだ。

帰国の日、空港のロビーで私を呼ぶ声に振りかえると、朝別れてきたばかりの一家の長女が子供たちを連れて、こちらへ走ってくるのが見えた。

私の前で立ち止まると息を整え「たいしたものじゃないんだけど、これキューバと私たちの思い出に渡してくれって両親から」と新聞紙で包まれたものを差しだして私の両手で掴ませた。

「でも恥ずかしいから飛行機の中に入ってから見てほしいって」

再び子供たちと熱い抱擁を交わし、たくさん手を振って別れてから飛行機に乗り込んだあと、言われた通りに、離陸後しばらくしてから新聞紙を開いてみた。

包みの中から現れたのはあの灰皿だった。

綺麗に洗ってあるが、ところどころ主人が吸っていた葉巻の焦げ跡が残っていた。

私は狭いシートに、体を屈めてしばらくの間誰にも気がつかれないように、黙って泣いた。


何十年前の像の灰皿・・ たばこの焦げ跡もある・・

今でいえばリサイクルショップに持ち込んでも値段はつかないのでしょう

でもその裏に、マリ、キューバを忘れないで、私たちと過ごしたことも覚えておいてね

そのために、新婚旅行で唯一残っていた自分の「宝物」を大切な人に・・

ものには思いが込められると最高のプレゼントになりますね

もうすぐクリスマス
「あなた」に素敵なクリスマスでありますように ✨✨  


Posted by 尾上 正 at 06:03Comments(0)

2023年12月13日

祝、姫路城、世界遺産30年

姫路城が世界遺産に認定されて、30年になりました  

記念行事で、いろいろなイベントが催されています
  (2日前に打ち上げられた花火は綺麗だったな・・  花火)

姫路城は「白鷺(しらさぎ)城」としても言われて、白壁が映える城ですね

白鷺が羽を広げた姿に似ていると名づけられていて、優美な姿を見せています

大阪城のもともとの城は黒壁で、派手好きな秀吉が「金箔」が映えるように、壁を黒壁がしたのだと
  (白壁では、金はぼやけて目立ちません)

それに対して、江戸城は白壁です 
  (江戸時代に焼失し天守閣は平和になったので再建されませんでした)

姫路城主の池田氏は、徳川方だったので、それに倣い白い城にしたのだと思います
  (豊臣方の加藤清正の熊本城は、黒壁になっています)

姫路は第二次大戦に2度空襲に会い、当時の写真を見ると、見渡す限り焼け野原になっていて、その中に姫路城が残っています

アメリカ軍は、当時姫路城を認識していなく、城を避けることはなく、すべてを焼夷弾で爆撃しています
  (京都の文化はアメリカにも知られており、空襲はされませんでした)

夜に飛行した爆撃機は空から姫路城の堀の水を見て、池か沼地だと判断して攻撃しなかったともいわれています

それでも天守閣を含め、数発の爆撃を受けましたが、なぜか全て不発弾になりました
  (偶然か、必然か・・  神様に守られたのでは・・)

戦後、姫路城はあばら家の様に荒れ果てて、壁も崩れ放題でした 
  (当時は食べるのに精いっぱいで、それどころではなかったのかもしれ
  ませんが)

姫路のシンボルの姫路城を復興しようと、「昭和の大改修」が行われます

平成も大改修が行われましたが、城の大黒柱に使う大木が、日本の林業が衰えて、昭和の大改修のような大木が全国に探してもなく、2つの木をつなぎ合わせて、作られています
  (伊勢神社は、20年に1回の改修のために全国で必要になる木の植林
  を続けています)

通常は世界遺産は1つの国では文化遺産として1つが指定されるのですが、法隆寺と一緒に第1回に指定されています

もし、1つだったら、世界最古の木造建築の法隆寺が指定されたと考えられていて、そういう意味でも運の強い選ばれた城ですね

いつまでもその美しい姿を残していってほしいと思います お城
  


Posted by 尾上 正 at 06:27Comments(0)

2023年12月06日

今の小学生は、本を1ヵ月に12冊読んでいる・・!

日本経済新聞記事から

全国学校図書館協議会が2023年に実施した学校読書調査によると、小学生(4~6年生)が5月の1ヵ月に読んだ本の平均冊数は12.6冊、中学生は5.5冊だった

小学生に関していえば、2000年は6.1冊だから大幅に増えている

多くの学校は朝の授業の前にみんなで本を読む「朝の読書」の活動をしている

朝の読書は、2人の教師が提唱し、全国に広がった

授業の前の朝の時間に10~15分程度の読書の時間を設ける

「みんなでやる」「毎日やる」「学校が指定せず好きな本でよい」「感想文などを求めず、ただ読むだけ」が4原則になっている


今の小学校では、朝の読書の時間があるのですね  本  

ほんの少しのかじり読みもあるのかもしれませんが、大人で1ヵ月に3冊以上読んでいる方は少なくなっているのでは  
  (スマホを見ている時間はとても長くなっていますが)

子供のころの習慣は、大人になってからも続くことが多いので、本当に良いことだと思います

今はデジタルで読書もできるようになっていますが、本に書かれた文字とデジタルでは心に入るものが少し違うのではと思っています

極論では、仏壇の前での教本がアイパットでは、書かれている言葉は全く同じでも、心に入ってくるものは違うのでは

文字という情報の“知識”を“知恵”に変えるには、自分への“変換”が必用です

その途中の“考える”という工程が、本では素晴らしいものだと思いますね



H1法話グランプリ2023

年に1回、全国から宗派を問わず10人のお坊さんが、10分間の法話を話されます

グランプリは選ばれますが、法話にはもともと順位はないので、仏教に関心を持ってもらいたいとの趣旨で開催されています

https://www.youtube.com/watch?v=eiekT8O3PVo&t=9051s

  


Posted by 尾上 正 at 06:08Comments(0)