< 2025年05月 >
S M T W T F S
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
QRコード
QRCODE
インフォメーション
【オフィシャルブログ】 社長ブログリーダーズ
お店ブログharimaChic!
ベーシックブログベーシック
神戸・明石・兵庫でホームページ制作なら 兵庫web制作.com

アクセスカウンタ
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 12人

2023年11月29日

追悼、作家伊集院静さん

作家の伊集院静さんがお亡くなりになられました

個人的に、とても好きな作家さんでした

“最後の無頼派”とも言われて、著書のエッセイの中では

当時独身の伊集院さんは、すでに有名でありながら、旅、お酒、競輪や海外のカジノなどに数億円をつぎ込み、銀座で飲んだいるときに自分の住んでいるところを話したところ、店の女の子がおもしろがって、店が終わった後にみんなで家を見に来て、「静ちゃん、こんなところに住んでるのー」と、当時住んでいた安アパートの、机一つ以外何もない部屋をみて、きゃっきゃっ盛り上がっていたと

一緒に来た井上陽水さんが、「あんた、これ・・・」と、絶句していたと

こんなに自由奔放に生きた作家さんは、今後現れないのでは

著書での読者からの質問コーナーでは、質問者に対して「ばかもん!」と叱責しながら、その言葉の裏に、負けるな、頑張れ・・という「優しさ」を感じました

学生時代に、弟さんを海で亡くして、その第一発見者となり、そのあとの死生観に影響を与えたとも思います

ご自身は、自分は無から小説を書ける作家ではなく、自分の経験から言葉をつづる作家だと 本

著書「なぎさホテル」では、最初の離婚を経験し、全てをなくし、東京から故郷の山口に帰る途中に、東京に来てから海を見てなかったなー・・と、逗子の海に降り立ちます

昼の穏やかな海を見ながらビールを飲んでいるときに、なぎさホテルのI支配人に「昼の海を見ながら飲むビールはおいしいでしょうニコニコ 」と声をかけられて、その後になぎさホテルに何年も住むことになります

最初はお金もなく、ろくにホテル代も払えないのに滞在させてもらえて、旅に出る際はお金を貸してもらうことも

ホテル在中に、本を書き始め、作詞活動も始めます

近藤真彦さんの「ギンギラギンにさりげなく」や「愚か者」は、今も歌いつがれてます マイク

作詞を依頼されたときに近藤真彦さんに、「どんな曲がいいの?」 「ギンギンがいいです!」

そこから歌が作られます

I支配人に、その後に「どうしてこんなに親切にしていただけたんですか?」

「それがホテルですから・・それに、私は人を見る目は持っているんですよ」
                                        
哲学者の森信三先生は、「人はあうべき人に必ず会う、それは一瞬早くなく、一瞬遅くなく」

もし、逗子の海でI支配人に声を掛けられなかったら、作家伊集院静は存在していません

それは偶然ではなく、天からの必然だったのだとも思います  
あなたはこれから文字を書きなさいと

多くの人に愛された伊集院静さん

著書では「言葉には、人に勇気を与える力を持つと信じている」と書かれていましたが、本当にいろいろな人に勇気を与え続けていた作家さんでした

いまごろは、I支配人を含め、多くの人と笑顔で会っているのでしょう

人を愛したやさしい笑顔に、ありがとうございました





Posted by 尾上 正 at 06:26│Comments(0)
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。