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2020年08月26日

ヘレン・ケラーが今の時代に生きていたなら・・

ヘレン・ケラーのエッセー 目の見える3日間

1歳7カ月のときに病が原因で視力と聴力を失ったヘレンは、もしも3日間、目が見えて耳も聞こえたら何をするだろうか、ということを書いています。

このエッセーの中でヘレンは、森の中を1時間散歩してきた友人との会話を回想しています。

そのときヘレンは友人に森の中にどんなものがあったかと尋ねました。

すると友人は「別に何も」と答えたのです。

ヘレンは森の中を歩いてきて「別に何も」ないなんてことがどうして言えるのだろうと思いました。

目の見えない私から、日の見えるみなさんにお願いがあります。

明日、突然目が見えなくなってしまうかのように、すべてのものを見てください。

明日、耳が聞こえなくなってしまうかのように、人々の歌声を、小鳥の声を、オーケストラの力強い響きを聞いてください。

明日、触覚がなくなってしまうかのように、あらゆるものに触ってみてください。

明日、嗅覚と味覚を失うかのように、花の香りをかぎ、食べ物を一口ずつ味わってください。

五感を最大限に使ってください。

世界があなたに与えてくれている喜びと美しさを讃えましょう。



この文章はとても有名なものなので、目にされた方も多くおられると思います

コロナウイルスの影響で、普段の当たり前のことが当たり前ではなくなってしまうことも多くあります

視覚と聴覚のないヘレン・ケラーは、普段の当たり前の状況が、どれほど恵まれているかを気づかせてくれています

今目にしているもの、手にしているもの、聞こえてくる音、食べるもの・・

あらためて、手の中に「ある」ものの幸せに目を向ける良い機会だとも思います



サービスエリアで売っていました  やっぱり大阪は商売の町ですね 

 「OSAKA 吉村知事 プリントまんしゅう」



  


Posted by 尾上 正 at 06:26Comments(0)

2020年08月12日

ポピドンヨードって何?

先週に、大阪の吉村知事が、コロナウイルスにイソジンが効果があるとの報道がありました

見た瞬間に、「勇み足だな、専門家の意見を聞いていないのでは・・
すぐに撤回に追い込まれることになる」と思いました

医療にかかわる人であれば、それは今、出すべきではないとわかったはずです

少し前になりますが、厚生労働省が、水・薄い塩水・イソジンでうがいをしたときに、かぜにかかりにくい順位を発表しています

その結果は、Ⅰ薄い塩水、Ⅱ水、Ⅲイソジンでした
  (この結果に対して、消毒薬との一般名ではなく、イソジンと言う商品名
  があったためメーカーから厚労省に、猛烈な抗議がありました)

のどの粘膜には、自分の体を守るための表在菌も存在しています

イソジンは、のどの粘膜に付着した有害なものを取り取り除く効果はありますが、体を守るための常在菌(免疫)も死滅してしまいます

自分を守るものが無くなってしまうために、その後に侵入してくるものに対しては、侵入しやすくなってしまいます

冬の夜に暖房をつけたまま眠ってしまうと、のどが乾燥し、かぜをひきやすくなってしまうのと同じような状態になります

イソジンの成分のポピドンヨードは、消毒薬でよく使われていて、皮膚の消毒としても使用されています

内科の先生は、かぜの感染予防に随時、水やお茶を少しずつ飲んでいます

うがいでは、のどの表面を洗うことはできますが、奥は洗えません

胃の中に落とし込んでしまえば、胃の強酸で死滅してしまいます
  (ピロリ菌はアンモニアを出して酸性を和らげ、胃の中でも、したたかに
  生きることができます)

ポピドンヨードは、のどの中に炎症がある場合は、一時的に使用することは効果もあります

口の中のウイルスの数を少し減らすので、他の人への感染予防になることも考えられますが、自分自身への感染予防にはならず、治療にもならないと考えられています

吉村知事は、パフォーマンスなどではなく、少しでも国民の安全のためにいち早く・・との思いで発表されたのだと思いますが、医療では「エビデンス」という概念があり、きちんととした裏付けが求められます

4月の緊急事態宣言時よりも、コロナウイルスの実態がかなりわかってきたため、よく言われるように「正しく恐れる」ことが大切だと

マスクをして、きっちり手洗いをしていれば、かなりの部分は防げます

あらためて、奇手・妙手を探すのではなく、基本を大切にすることが大切だと思います

来週は、ブログ夏やすみ  素敵な夏の休みを入道雲

月刊到知 メールマガジンから 「立秋」
https://www2.chichi.co.jp/t?r=AAACTTAxiWNeiux6J6yKQiu8QDlU0ZGHE00ayg
  


Posted by 尾上 正 at 06:22Comments(0)

2020年08月05日

人間とは何か・・の問いに対して

江口 克彦著 「上司の哲学」から

人間を知らずに、人を引っ張ってはいけない

「人間とはなにか」を考えたことのない上司、もっと言うならは、部下のなかに本質を見出せない、本質に対する絶対的な評価ができない上司、部下のなかに仏の姿を見出すことのできないような上司は、上司としての資格がないと私は思う。

もし人間の尊厳を大切にできる上司であるならば、部下を脅し、怖がらせながら引っ張っていくようなやり方は決してできないだろう。

肩書を振りかざしながら、あるいは権威で押さえつけながら部下を引っ張っていこうとするような上司は、今すぐにその座から下りるべきなのである。

部下の人たちは全て人間である。その人間というものを引っ張り、人間を活用しながら一つの仕事をしていく。

従って人間とはいったいなにかということが判らなければ、人間である部下を引っ張っていくことはできない。こんなことは当たり前のことであろう。

にもかかわらず、今の上司の人たちは、仕事の成功ばかりに目を向け、人間とはなにかを考えていない人が多い。

本来上司となるべき人間は、仕事とはなにかを考える前に、人間とはなにかを考えるべきである。

一度も人間について考えたことのない上司がいるとすれば、それは私に言わせれば偽物の上司である。

そのような人に組織を動かし、部下を引っ張っていく資格はない。

人間の本質を信じ、認めるということは、結局は人間関係の根本であろう。

上司、部下の関係だけでなく、全ての人間関係に通じるものだ。

部下も人間だ。生徒も人間だ。家族や隣人も全て尊い人間である。

そのことを、決して忘れてはならない。



人間とは・・・  なかなか難しい問いですね

一番近い自分でさえも、あまりわかっていないこともたくさんあったり・・

まして、自分以外の人のことは

ただ、人として、尊敬をもって接する、今の姿も大切だけど、将来の姿を見てあげる

その人の「本質」の素晴らしさを見る

こういったことは大切じゃないかなと思います
  


Posted by 尾上 正 at 06:00Comments(0)