2022年12月14日
日本人は年間に、微小プラスチックを、どれだけ体に入れているのか
日本経済新聞 4月6日記事から
プラスチックごみなどが壊れてできる5㎜以下の微小なプラスチックが世界各地の魚介類に含まれていたとの調査結果を、英ハル大などのチームが4日までにまとめた。
人は食事を通じて1人あたり年間5万個を超える微小ブラを摂取している恐れがある。
チームは、シーフードを好んで食べる日本の摂取量は最大13万個に及ぶと推定。
含まれる微小ブラの量が最も多かったシーフードは中国で売られていた二枚貝で、アジア諸国の貝類は多い傾向があった。
貝が微小ブラ汚染されている現状を反映したとみられる。
濃度が最も高かった中国のサルボウガイでは1g当たり10.5個見つかった。
甲殻類では最大8.6個、魚では同2.9個だった。
日本の東京湾で捕れたカタクチイワシからも1匹当たり2.3個見つかったとしている。
国連食糧農業機関(FAO)による魚介類消費量のデータを基に、人間1人が摂取する量の世界平均は年間最大約5万4千個に上ると推定。
国や地域別ではマカオや香港、韓国、中国本土のほか、ノルウェーやスペインの摂取が多いとしている。
日本の摂取量はこれらの国と比べると少ないが、推定で最大13万個と世界平均を大きく上回った。
チームは「摂取による人体への影響は未解明だが、安全だという証拠もない」として「予防原則に基づき食品からの摂取量を減らす対策を取るべきだ」と結論づけた。
分析結果は米国立衛生研究所(NIH)の専門誌に発表した。
映画「卒業」(1967年)の中で、まだ仕事をしていないダスティン・ホフマンに、叔父にあたる人が「これからはプラスチックが有望だよ!」と話しかける場面が出てきます
その後に便利で安価なプラスチックは、ものすごいスピードで生活の中に入ってきました
同じように膨大の量が捨てられることに
子供の頃に読んだ漫画の、こちら葛飾区亀有公園前派出所(こち亀)の中で、主人公の両さんが、プラスチックは変化しないので、海の中に沈んだコップは何千年もそのままの形でいるんだ・・と言っていたのを覚えています
人間の歴史の中で、プラスチックを体に入れ続けたことはないので、影響はまだわかっていないのだと思いますが、体の構成成分ではなく、変化もしないものが入りこむことは、良いことではないと考えられます
江戸時代の日本では、ありとあらゆるものがリサイクルされて、循環社会がつくられていたと
大量消費、大量ごみの時代から、先人たちに学ぶ必要があるとも思います
Posted by 尾上 正 at 06:32│Comments(0)