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2024年08月28日

追悼 詩人 新川和江さん

昭和を代表する詩人、新川和江さんが今月8月にお亡くなりになられました

「私を束ねないで」なども、多くの方に知られています

詩の中で、あまり難しい表現を使わず、ストレートな言葉で詩をつづれれています

昭和の歌謡曲も、詩が美しいと思うのは、ノスタルジーでしょうか


新川和江 詩 「赤ちゃんに寄す」

うす紅いろの小さな爪
こんなに可愛い貝がらが
どこかの海辺に落ちていたらば
おしえてください

光る産毛  柔かな髪
こんなに優雅な青草が
はえている野原があったら
そこはきっと神さまの庭です

赤ちゃんのすべて
未完成のままに
これほど完璧なものが
ほかにあったら
見せてください

〈わたしが生んだ!〉
どんな詩人の百行も
どんな役者の名台詞も
このひとことには
適いますまい

吾子(あこ)よ
おまえを抱きしめて
〈わたしが生んだ!〉
とつぶやく時―

世界中の果物たちが
いちどきに実る
熟した豆が
いちどきにはぜる

この充実感
この幸福(しあわせ)



この詩ほど、新しい“命”を讃える歌はないのではとも思えます

最近読んだ本で、そうなんだー

今、秋の虫の音が聞こえていますが、日本人は虫の音を右脳で聞き、音楽のように聴こえる・・

日本人ならば、秋の虫の音はおもむきがあると、ほとんどの人は感じるのでは

西洋人は虫の音は左脳で聞こえ、「雑音」として不快に聞こえるのだと

西洋の人も、日本に生まれるか、日本に住んで“日本語を話す”と “虫の音が右脳で聞こえるようになる”のだとか

日本語を話すことで、脳の感受性が変わるのでしょうか

雨の表現でも、春雨、紅雨(こうう)、菜種梅雨(なたねつゆ)、五月雨(さみだれ)、夕立、秋雨、霧雨、時雨(しぐれ)・・・  雨

豊かな日本語が、繊細な日本人の心を作っていることにつながっているのではとも思いますね



Posted by 尾上 正 at 06:11│Comments(0)
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