2019年06月19日
人が命を授かるとき、どのくらいの大きさか?
「到知」 メールマガジンから
どんなに時代が変化しようとも、絶対に変わらない不変の真理は、世の中にあるだろうか?
「子は母から生まれてくる」ということ
これも絶対に変わらない不変の真理ではないだろうか。
母親は、お腹に子どもを授かり、十月十日、子どもと一心同体の日々を過ごす。
初めて心拍が確認できる頃、赤ちゃんの大きさは僅か1、2ミリ。
こんなに小さな体で、一所懸命に心臓を動かしている。
母にとって初めて赤ちゃんを愛おしく感じる瞬間だ。
それから数か月をかけて、母親のお腹の中で赤ちゃんは次第に人間の姿へ育っていく。
そして、男性が体験したら死んでしまうと言われるほどの苦難を経て、子どもを産む。
赤ちゃんも、わずか4センチほどの産道を、少しずつ少しずつ進んでくる。
そして、外の世界へと生まれてくる。
生まれた赤ちゃんは、母親の胸の上に乗せられ、まだ出ないお乳を吸う。
それが母親としての遺伝子のスイッチをオンにする。
産んですぐは「もうしばらく動けない」というくらいに消耗しているのに、不思議と3時間おきにお乳をあげるエネルギーが湧いてくる。
すると、数時間前までは出なかった母乳が、自然と少しずつ出てくる。
数日経つと、3時間を待たずしてパンパンにお乳が張るようになる。
母の身体が変化して、産んだ赤ん坊を生かそうとしていく。
自分の意思とは関係なく、潜在的に持っていた生命のエネルギーが赤ん坊を生かそうとしている。
そんな体験を通して、自分自身も天から生かされていることを実感する……
この体験は、母親にしかできない体験だ。
こんな神秘的で感動的な体験をして産んだ子どもの幸せを願わない母はいない。
しかし、当初感じていた思いは、月日が経つほどに、子育ての忙しさ・大変さの中で、どうしても忘れかけてしまう日もある。
その時に、母親自身が心の中に軸を持っているかどうか。
それが子どもの人生を大きく左右するのではないだろうか。
人がおなかの中での初まりは1、2ミリなんですね
親は親になるのではなく、子供といる時間を通して親になっていくのでしょう
人の赤ちゃんは、自分では生きてはいけません・・
動物は、子供のころが他の動物から狙われる危険が一番高いので、馬なども生まれてからすぐに立ち上がります
人間は、小さいまま、周りから守られている子供のままでいる期間が長くあります
「毎日」の文字の中には、「母」の文字があります
はい、本の受け売りです
毎日、毎日、そして毎日、親が自分を守り続けてきたから、今の自分の命があるということを忘れてはいけないと思います
Posted by 尾上 正 at 07:03│Comments(0)