2016年08月31日
ディズニーランドが富士山ろくではなく、浦安に決まった瞬間
電通マン36人に教わった36通りの「鬼」気配り から
ディズニーランドの日本誘致をかけて三菱地所と三井不動産が、ディズニーに対して行ったプレゼンション
三菱地所が提案する富士のすそ野の土地は東京から100キロ以上離れています
三井不動産側は、ディズニー幹部は東京の帝国ホテルから富士までの
バスでの移動の長さにうんざりしたはずだ・・
浦安までの体感移動時間を短く感じさせたなら、ポイントを稼げる
そのために、道路がすく昼食時に移動し、バスの中で食事をしていただければ、時間を短く感じられるだろう
当時東京でも珍しかったサロン・パスを用意し、車内に艶やかな振袖の
コンパニオンを2人乗せます
「お飲み物は何にいたしましょう。遠慮なくご注文下さい。なんでもございますから」
振り袖姿の美女が、ディズニー幹部の食前酒の注文を取って回ります
車内には小さな冷蔵庫が一つだけ
「本当に何でも?」 「はい、何なりと」
「では、ブラディメアリーを。ウオッカはストリチナヤで

振り袖姿の美女は、小さな冷蔵庫からトマトジュースとストリチナヤのウオッカをにこやかに取出し、器用にブラディメアリーを作ります
ディズニー幹部は次々に注文する飲み物が、すべて小さな冷蔵庫から出てくることに、仰天します

「アイスボックスじゃなく、マジックボックスだ」
マジックの種明かしは、ディズニー幹部が昼食やパーティーに日頃どんな食前酒を飲んでいるかについて取り寄せて分析し、各人の注文が最大3パターンしかなく、その多くがダブっていることを掴み、その情報をもとに、小さな冷蔵庫に求めるものをすべて詰め込むことができた
その気配りに感動したディズニー幹部が、この会社なら大丈夫と判断し、三井が提案する浦安にディズニーランドが誕生します
マジックには、“種”があります
高級レストランでは、お客様の“好み”をすべて保存しておいて、さりげなく気持ちの良いサービスを出していきます
それに対しての、日本の文化 “おもてなし”
個人の小さなお店でも、お客様の好みを自分で覚えていて、心地よい空間
ちょっと元気がなければ「どうしたの


サービス料はあっても、おもてなし料はありません
あくまで「対価」を前提としたサービス
おもてなし 来ていただいたお客様に、心地よい空間を提供したい・・
愛とは・・ 何を与えることができるのか
ほしくないものを届けても・・
何を求めているのかをきちんと捉えて、受け取りやすいタイミングで出していくことが大切ですね
Posted by 尾上 正 at 06:42│Comments(0)