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2023年02月15日

桃太郎の“鬼”とは、誰のことか?

歴史書物で現在残っているものは、“勝者”としての立場から残されたものが多くあります  本

古代の日本の歴史上の大きな戦いとして“壬申(じんしん)の乱というものがあります

天智天皇の子供である大友皇子(おうとものおうじ)に対して、大海人皇子(おおあまのおうじ)が挙兵して、大海人皇子が勝利し天武天皇として即位しました

天武天皇は天智天皇の弟ということになっていますが、実際は天武天皇が早く生まれたともいわれていて、天智天皇が正妻の子どもであることに対して、天武天皇の母親はそれより身分が低く、弟になった(皇位継承を外された)ともいわれています
本来なら自分が・・・という気持ちがあったのかもしれませんね

今もそうですが、天皇がなくなると、次の天皇はすぐに即位します

勝利した天武天皇からみて、大友皇子が天皇に即位していると、天皇への叛逆となってしまうので、勝利した後は、皇子はまだ即位していなかった・・・と歴史を書き換えてしまったものだと考えられます

現在では、大友皇子は天皇として即位していたと考えられています

同じように言葉は悪いのでが“勝てば官軍”的な、勝者が自身を正当化するための歴史の作り変えはたくさん見られます

桃太郎に出てくる“鬼“とは、なにを表しているのか

大和政権が全国に勢力を伸ばしていくときに、各地を制圧していくことに対しての大義名分が必要になります

映画の「もののけ姫」でも出てきましたが、西日本では“たたらば”といわれる鉄の生産地がありました

鉄は当時の最強の武器で、その地域を制圧していく際に、それを正当化するために各地の鉄を持つ豪族を、こん棒をもつ“赤鬼、青鬼”にみたてていきます

鬼だから、征圧するのは“正しいこと”

乙巳(いっし)の変でも、中大兄皇子が蘇我入鹿を打ったのは、蘇我氏が天皇家をないがしろにして専横をしているのを止めるためと

これも、今は蘇我氏は開国と改革の意識を持っていたと考えられています

旧体制を保ちたい組織から“排除”されたのかもしれません

日本人は、滅んだものに対しての“判官びいき”の思想があります

フランダースの犬は、日本ではとても愛されている物語ですが、ヨーロッパでは“負け犬の物語”として、あまり人気はないのだとか

散りゆく者に対しての郷愁を日本人の心として大切にしているのかもしれません



Posted by 尾上 正 at 06:17│Comments(0)
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