2021年12月01日
親の虐待で子供の脳が変形する・・
日本経済新聞 11月4日内容から
先週の報道でも、交際相手の男性が子供に対して、熱湯を浴びせ続けて子供が亡くなるとの報道がありました。
児童相談所への相談件数で、去年1年間だけでも20万件以上。
表に出ていない数は、もっとあるはず・・
虐待を受けると脳に影響がわかることがわかってきた。
激しい虐待を受けた人の18~25才の男女の脳では、感情や思考を制御する前頭前野の一部が小さくなっていた。
集中力や意思決定、共感に関する部分の容積も減っていた。
虐待 → 前頭前野(相手の気持ちを読み取る能力と密接にかかわる
部分)が縮小
暴言 → 聴覚野が変形
親のDVを見聞きする → 視覚野が縮小
人の脳は、苦痛に関しては逃れるようにと、単純に仕組まれているということです
人が苦痛に自ら立ち向かっていけるのは、苦痛の先にある
“自分の求めるもの”があるから
虐待の件数は右肩上がりで、昨年度は20万件以上に
その半数以上は心理的虐待です
虐待で脳が変形していくというのは、苦痛が続くと、耳をふさぐように、脳の反応する部分が、「閉じてしまう」ようになるということでしょうか
見ないように、聞かないように、感じないように・・
いじめや虐待に対する相手とされるのは、“弱い立場にある人”に
自分より立場の弱いものに対して、自分の思い通りにならないと、危害を加えて従わせようとしていきます
「なぜ」と聞かれて、その子のためと・・
こういった誤った考え方が少しでもなくなることを願います
Posted by 尾上 正 at 06:27│Comments(0)