2021年09月15日
神さまに愛される生き方 その2
白駒 妃登美著 「幸せの神様に愛される生き方」から
西洋の人々の多くが信奉しているのは、聖書です。
聖書を読むと、全知全能のGOD(ゴッド)が天地をつくったと出てきます。
GODは、この世の中を意のままに操れるのですね。
その神話を信じている人たちの多くは、自分の人生を自分の力で切り拓いていこうと考えます。
ところが古事記に登場する神様は、GODとはだいぶ違うのです。
天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)という神様が最初に登場なさいますが、この方は、天地ができてからこの世に誕生していらっしゃいます。
これは、日本の神話の持つ特異性だと思います。
日本では、神様だって思い通りにはならないのですね。
生まれながらにして、ある環境を与えられていて、それを受け入れるところからしか神様の人生も始まらないのです。
神様でさえそうのですから、私たち人間にとっては、なおさら受け入れることが大切になってきます。
自分で人生を切り拓くことが、遺伝子レベルで刻まれている西洋の人々の多くと、受けれることから人生が始まるという日本人の間には、当然、生き方に大きな違いが表れるはずです。
西洋の人々の多くが夢や目標を描いて、それに向かって頑張るのに対して日本人は、そういう生き方よりも、「今を受け入れる」という生き方のほうが自然で、得意だと思うのです
もちろん日本人が目標をもって頑張るもの素敵ですが、それがきつい人にはそれがきつい人は、無理してそういう生き方をするのではなく、今を受け入れて、いま与えられた環境の中でご縁を大切にして、ご縁をいただいた人たちを笑顔にするために精一杯頑張ろうという生き方をすればいいのです。
そういう生き方も、夢や目標を持って生きるのと同じぐらいか、もしかしたら、それ以上に、素晴らしい生き方かもしれません。
平本あきおさんという、コーチングの世界で有名な方がいらっしゃいますが、その方の研究では、夢や目標を掲げて頑張るのが心地よいという日本人は、二割程度しかいないらしいのです。
八割ぐらいの日本人は、そうした生き方がきついと思っているといいます。
ですから、そういう人は、無理をせずに、今を受け入れるところから人生を始めることをお勧めします。
今を受け入れ、ご縁をいただいた人たちに笑顔になってもらうために精一杯頑張っていると、扉が開いて、思いもよらないご褒美というか、夢を超えた素敵な現実が得られます。
有名な本で、ナポレオン・ヒルの「成功哲学」には、成功への「黄金律」が書かれています
超要約すると、
Ⅰ 何が何でも達成したい“願望”を持つこと
Ⅱ それを達成するための、明確な“計画”をつくること
Ⅲ 達成するまで、信念を持ち、忍耐し、“実行し続ける”こと
人は思うことはできても、なかなか思い込むのは難しい
“できる”と思い込むには、何度も何度も達成したイメージを強く感情を伴って思い続けることで“潜在意識”に、それがすり込まれていく
例えると山登りのようなものでしょうか・・
到達したい頂点を定め、計画をし、目の前の一歩ずつを上っていく・・
この生き方も素晴らしいですが、遺伝子的に戦闘的ではない日本人では、戦い続けることは疲れてしまうこともあるとか
「今ここ」という言葉もありますが、人は過去には生きれず、未来にも生きれません
将来から見て今の自分を生きるのも、今というこの時を生き切るのも、ともに人の生き方として良いのではとも思います
Posted by 尾上 正 at 06:22│Comments(0)