2021年08月18日
雑談を雑にせず、会話に生かしていくためには
桐生 稔著 「雑談の一流、二流、三流」から
人の心を動かすのは、「どんなことを伝えるか?」より「相手とどんな関係にあるか?」
雑談 「談」 言うに炎 話すことで関係性に火を灯していく
人が一番意識しているのは「自分」
例、修学旅行の集合写真で一番初めに探すのは自分
一流の人は、必ず話題の矢印を相手向けて、相手が話しやすい環境を作っていく 「今日は暑いですね」
→ 「今日は暑いですね、夏バテとか大丈夫ですか?」
あいさつに一言追加する ワンワード 久しぶり!、元気だった
自然に会話をスタートさせるためには、あいさつに「ふた言」追加する ツープラス 久しぶり!、元気だった?、何年ぶり?
あいさつ + ①「一言」 + ②「ふた言」 で次の話の展開が生まれる
自分の意見と相手の意見が異なるときには、反論するのではなく、相手の意見に無理に合わせるのでもなく、「興味に変えて」質問することが心地よい空間をつくることができる
「今年はオリンピックが盛り上がりましたね」「そうですか、あまり興味がなくて」「・・・・」
「今年はオリンピックが盛り上がりましたね」「特にどの競技を見ておられたんですか」「うん、特に〇〇〇が」
なぜそう思ったんだろう?と興味を持つと、そこに考える「間」ができる
分かりやすい話をするときには、絵で伝えること
人は文字で認識するよりも、絵で認識するほうが圧倒的に早い
会話の中で、1枚の絵を見せるように伝わる方法は、「たとえ話」
似ているものを連想すると、たとえ話は作りやすいし、相手の頭の中に絵が浮かぶ
「うちの家族は祖父と祖母がいて、父母がいて、兄弟もいます」
「うちの家族は、サザエさんのような家族構成で、とってもにぎやかです」
人は、人の役に立ちたいという潜在意識を持っている
話題に困るときには、教えを乞うように経験則を引き出すような質問をすると、会話ポイントが見えてくる キーワードは「どうしたら」
「いつもお元気ですね、どうやってその元気を維持されているのですか?」
人と出会っての初めの部分は、大切なコミュニケーションの一つですね
仕事でも会ってからいきなり商品の説明をすることはあまりないはず
落語でも「まくら」の部分で、上手に流れを作っていきます
この数分間で、話しやすい人なのかどうかが無意識にに判断されているとも・・
雑談を雑にせず、よい関係を作るために生かしたいものです
Posted by 尾上 正 at 06:45│Comments(0)