2021年01月13日
大失敗した時の、話の仕方は・・
相手の心をグッとつかむ話し方 櫻井 弘著
大失敗をしてしまった場合、もちろん謝罪をするしかありません。
しかしここで間違ってはいけないのは、謝罪は「自分が失敗したから謝る」のではいということ。
「自分の失敗によって、相手に嫌な思いをさせてしまったこと」に対して謝罪するのが正解です。
ですから謝るときは、「相手が自分の失敗によってどのような思いをしたのか」をよく思い浮かべて、気持ちを伝える必要があります。
たとえば、あなたが洋菓子店の店員だったとしましょう。
三つケーキを買ったお客さまに対して、うっかりして二つしか入れずに包装をしてしまったとします。
お客さまが家に帰ってから気づき、怒って電話をしてきました。謝らなくてはならないのは当然のことです。
家に帰り、ワクワクして箱を開けたら、頼んだケーキが一つ足りない……。
逆の立場だったら本当にガッカリしてしまいますよね。
そうした相手の状況を思い浮かべ、「大変申し訳ありませんでした」と心から謝罪する……。
「それは、さぞかしガッカリなさったと思います。申し訳ありません。新しいものをすぐにお持ちしますので、ご住所を教えてくださいますか?
これが相手には「共感」となって伝わるのです。
そして、共感の思いが伝われば、たいていの場合、相手の感情は和らぎます
逆に「謝っても許してもらえない」場合は、謝る側にどこかで「そこまで言わなくてもいいじゃないか」とか、「人間だからミスすることもあるじゃないか」という思いや甘えがあるものです。
もしあなたにもそのような経験があるとしたら、その点はよく反省してみる必要があるでしょう。
そして、相手の状況、気持ちを想像し、理解する習慣をつければ、大失敗もスムーズに解決していけることでしょう。
クレームはないほうがよいのですが、人がすることなのでエラーは必ずあります
ある意味では、気づきの機会をいただいているもの
クレームがあって困っているのはこちらではなく、お客様のほう・・
一番怖いのは、何も言わずスッと離れ、二度とご縁が無くなること
それに比べ、期待をして頂いているといえるので、“ハッピーコール”と呼ぶ人もいます
負荷がかかった時に、その人の真の姿が表れてきますね
Posted by 尾上 正 at 06:42│Comments(0)