2020年12月16日
ありえないほどの“運のいい人”とは
中野 信子著 科学がつきとめた「運のいい人」から
自分は運が悪いと思っている人は、まずは自分の命がこの世に誕生した奇跡に目を向けてみてください。
人の命は、精子と卵子が出会うことで生まれます。
1回の射精に含まれる精子の数は、個人差などもありますが1億~4億個とされます。
射精後、精子は卵子の待つ、子宮の卵管膨大部へ進むのですが、そこへたどり着けるのはわずか数十から数百個の精子のみ。
さらに受精できるのは、そのうちのほぼ1個です。
受精がうまくいっても受精卵が子宮内に定着する着床の確率は約75%。
着床してもそのうちの何割かは妊娠まで至りません。
さらに妊娠したとしても、全妊娠の約15%で流産が起きるとされています。
このように、私たちの命は、膨大な数の精子からたった1個だけ選ばれた精子が、卵子と出会い、数々の幸運を重ねて、ようやく誕生したのです。
こう考えると、自分がこの世に生を受けたこと、いまここに生きていることが奇跡なのだと感じませんか。
そしてこの奇跡は自分だけに起こったものではありません。
自分の命のもととなった父親と母親にも、その父親と母親である4人の祖父母にも、さらに8人の曾祖父母にも奇跡が起きたのです。
もちろん曾祖父母にも両親がいたわけで、その先にも連綿と続く命のつながりがあり、その数だけ奇跡があるのです。
このうちのひとつだけでも奇跡が欠けていたら、いまの自分はありません。
まさに、自分は「幸運の人」といえるのではないでしょうか。
人が生まれてからも、“奇跡”は続きます
人の体は血液から栄養をもらっていますが、約120日ほどで入れ替わっています
赤く見えるのは酸素を運ぶ赤血球ですが、1日に骨髄で2000億個もつくられています
命を支えるために、体は休むことなく動いてくれています
さんまさんの「生きてるだけでまる儲け」の名言がありますが、
生れたことに、生きていることに感謝の心を持っていたいものですね
Posted by 尾上 正 at 06:41│Comments(0)