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2020年09月16日

「シクラメンのかほり」の“かほり”とは、誰のこと?

平野 秀典著 「感動の教科書」から

1975年4月に発売されミリオンセラーなつた、「シクラメンのかほり」という楽曲があります。

円熟味を増した布施明さんの歌は、発表当時よりも、静かながらも心に伝わってくる歌い方に変わっています。

「歌い方が変わり、前に迫ってくる感じがする」と感想を述べた歌番組の司会者に対して、布施さんは次のように答えました。

「今は、歌うときに物語をイメージしている。歌う時間はわずか3分ほどだけれど、2~3時間の映画ほどの情景を浮かべながら歌っている」

これは歌に限らず、心に伝わる表現力の極意の一つです。

いいことを言っていても、今ひとつ伝わらない話には、この「奥行き感」がない場合が多いのです

一流の歌手は、歌の歌詞に物語をイメージして、想いを込めて歌うので、伝わる響きが生まれるのです。

一流の役者も、セリフ一つに膨大なイメージと経験を込めています。

そして一流のスピーカーも、 コンテンツの一つ一つにイメージと経験を込めて語ります。

どこかからフレーズや言い回しを持ってきただけの話には、この深さがないので、どんなにうまく話した(コピーした)つもりでも、なぜか、心に伝わらないのです。

ちなみに、「シクラメンのかほり」というタイトルですが、本当は、「かほり」より「かをり」が正しいのだけれど、この楽曲は、実は作詞・作曲を手掛けた小椋佳さんが奥様の「佳(か)穂(ほ)里(り)」さんに宛てた愛の賛歌であり、美しいシクラメンを妻に見立て、妻の名「かほり」をつけたことからこの表記が使われたという説があるそうです。

この説の真偽のほどは別にして、ここまで読んできたあなたは、この曲を聴きたくなってきたのではないでしょうか?

それは、「シクラメンのかほり」いう「情報」に、物語という「ドラマ的情緒」が加わったからです。




もともとのシクラメンには香りがなく、薄紫の花もなかったのですが、曲がヒットして、品種改良で香りがつき、薄紫の花もつくられました

私の子どものころに、シクラメンのかほりは紅白などでも放送されて、
歌というよりも詩といえる歌詞の内容で、素敵な歌だと思っていましたが、
その歌に、奥さんへの名前があったとしたら・・

数分の歌の中に、これまでの時の流れの中の様々なドラマが浮かび上がってきます 音符

深みのある歌は、これからの秋にぴったりですね




Posted by 尾上 正 at 07:20│Comments(0)
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