2014年04月09日
妹は、私の誇りです
1/4の奇跡から
きいちゃんは、小さい時の高熱が原因で手や足を動かせない障碍を抱えています
「どうせ私なんて」が口癖で、いつもうつむいて笑顔の少ないきいちゃんが、とっても嬉しそうに「山元先生、お姉ちゃんが結婚するのよ、私も結婚式に出るのよ」
数日後、「お母さんが結婚式に出ないでほしいって言うの」と言葉にならない声を出して泣き続けます
山元先生は、お母さんが、お姉さんやきいちゃんが肩身の狭い思いをするんじゃないかと考えられたのかと・・
しばらくして「じゃあ、結婚式に送るプレゼントを作ろうよ、浴衣なんかどうかな?」
山元先生は、少し縫ってもらって、あとは自分が縫えばいいかな・・と考えていましたが、何度も指を突いても「全部私が縫う」と結婚式の10日前に、とても素敵な浴衣が出来上がります
お姉さんに送ると、きいちゃんと一緒に、どうしても山元先生にも式に出ていただきたいと・・
式場ではきいちゃんをみて周りからひそひそ声が・・
きいちゃんはご馳走を前にすっかりうつむいてしまい「食べたくない」
やっぱり来なかった方がよかったのではないか、きいちゃんはどんな気持ちで聞いているのだろうか
お色直しを済ませたお姉さんが入場してくると、驚いたことにきいちゃんが縫った浴衣を着て新郎と一緒にマイクの前に立ち
「皆さん、この浴衣を見てください。この浴衣は私の大切な妹が縫ってくれたものです
妹は小さいころに高い熱が出て、手や足に重い障碍を持ちました。そのために私たち家族と今も離れて暮らしています。両親と一緒に暮らしている私を恨んでいるんでいるんじゃないかな、と思ったこともありました。でもそうじゃなかった。私は浴衣が届いたときに涙が止まりませんでした。今高校生でこんなに素敵な浴衣を縫える人がいったい何人いるでしょうか。妹は私の誇りです。」
きいちゃんは、恥ずかしそうだったけれど、とってもとってもうれしそうでした
きいちゃんは、それからすごく明るくなり、いろいろなことに挑戦したいと和裁を習い、今、一生の仕事とに選んでいます
私の結婚式の時に、妻の身内で知的障碍者の「のぶちゃん」に出席していただいたのですが、仲人さんから、結婚式で出てもらうことは素晴らしい事なんですよ・・と
私は、何にも思っていなかったので「えっそうなのかな・・?」
健康な人も、明日病気や事故で、体が不自由になってしまうことはだれにでもあります
もちろん、大切な身内にも・・
心の障碍者にはならず、愛を持って
きいちゃんは、小さい時の高熱が原因で手や足を動かせない障碍を抱えています
「どうせ私なんて」が口癖で、いつもうつむいて笑顔の少ないきいちゃんが、とっても嬉しそうに「山元先生、お姉ちゃんが結婚するのよ、私も結婚式に出るのよ」
数日後、「お母さんが結婚式に出ないでほしいって言うの」と言葉にならない声を出して泣き続けます
山元先生は、お母さんが、お姉さんやきいちゃんが肩身の狭い思いをするんじゃないかと考えられたのかと・・
しばらくして「じゃあ、結婚式に送るプレゼントを作ろうよ、浴衣なんかどうかな?」
山元先生は、少し縫ってもらって、あとは自分が縫えばいいかな・・と考えていましたが、何度も指を突いても「全部私が縫う」と結婚式の10日前に、とても素敵な浴衣が出来上がります
お姉さんに送ると、きいちゃんと一緒に、どうしても山元先生にも式に出ていただきたいと・・
式場ではきいちゃんをみて周りからひそひそ声が・・
きいちゃんはご馳走を前にすっかりうつむいてしまい「食べたくない」
やっぱり来なかった方がよかったのではないか、きいちゃんはどんな気持ちで聞いているのだろうか
お色直しを済ませたお姉さんが入場してくると、驚いたことにきいちゃんが縫った浴衣を着て新郎と一緒にマイクの前に立ち
「皆さん、この浴衣を見てください。この浴衣は私の大切な妹が縫ってくれたものです
妹は小さいころに高い熱が出て、手や足に重い障碍を持ちました。そのために私たち家族と今も離れて暮らしています。両親と一緒に暮らしている私を恨んでいるんでいるんじゃないかな、と思ったこともありました。でもそうじゃなかった。私は浴衣が届いたときに涙が止まりませんでした。今高校生でこんなに素敵な浴衣を縫える人がいったい何人いるでしょうか。妹は私の誇りです。」
きいちゃんは、恥ずかしそうだったけれど、とってもとってもうれしそうでした
きいちゃんは、それからすごく明るくなり、いろいろなことに挑戦したいと和裁を習い、今、一生の仕事とに選んでいます
私の結婚式の時に、妻の身内で知的障碍者の「のぶちゃん」に出席していただいたのですが、仲人さんから、結婚式で出てもらうことは素晴らしい事なんですよ・・と
私は、何にも思っていなかったので「えっそうなのかな・・?」
健康な人も、明日病気や事故で、体が不自由になってしまうことはだれにでもあります
もちろん、大切な身内にも・・
心の障碍者にはならず、愛を持って
Posted by 尾上 正 at 08:20│Comments(4)
この記事へのコメント
私は娘が宝物です。
そして宝物を大切にしている自分、家族を
誇りにしています。
娘の施設の子は24時間ベッドにいます。
その子たちはみんな大切な大切な命です。
生きていることが大きな仕事です。
重労働です。
宝物を大事にお世話くださる皆様に感謝です。
そして宝物を大切にしている自分、家族を
誇りにしています。
娘の施設の子は24時間ベッドにいます。
その子たちはみんな大切な大切な命です。
生きていることが大きな仕事です。
重労働です。
宝物を大事にお世話くださる皆様に感謝です。
Posted by はっちゃん at 2014年04月09日 16:16
はっちゃんさん、コメントをほんとうにありがとうございます。
本当にそうですね、命は宝物です。
ご自身の宝物を心から大切にしてくださる方も、同じように宝物です
私の両親の大きな病気を経験してから、さらにそう思います。
本当にそうですね、命は宝物です。
ご自身の宝物を心から大切にしてくださる方も、同じように宝物です
私の両親の大きな病気を経験してから、さらにそう思います。
Posted by 尾上 正 at 2014年04月09日 22:58
久しぶりに男の独り言をあけました。いつもいつもありがとうございます。
愛のメッセージ、届きましたよ。胸は暑くなりました。
愛のメッセージ、届きましたよ。胸は暑くなりました。
Posted by 佐伯久美子 at 2014年04月11日 10:15
佐伯さん、いつもありがとうございます。
私の正直の気持ちで、佐伯さんの言われた私の“愛”は上っ面だけだと思います。
自己否定ではなく、まだまだという意味です。
佐伯さんのように、“心から”・・を目指します
私の正直の気持ちで、佐伯さんの言われた私の“愛”は上っ面だけだと思います。
自己否定ではなく、まだまだという意味です。
佐伯さんのように、“心から”・・を目指します
Posted by 尾上 正 at 2014年04月11日 21:58