2018年07月25日
自分にしか登れない山を登る
「また、あなたと仕事がしたい!」と言われる人の習慣 高野登著
小さなことでもいい。
何か一つ得意なことがあれば、幸せに生きていけるんです。
アメリカ第26代大統領のセオドア・ルーズベルトの、こんな言葉をご存知でしょうか?
「あなたのいる場所で、あなたにしかできないことをしなさい」
メジャーリーガーのイチロー選手には、さまざま逸話がありますが、その一つにこんなのがあります。
試合後の記者会見でイチロー選手が、記者からこんな質問を受けました。
「みんなが、あなたのようなプレーヤーになれたらいいと思っています。
でも、そんな才能を持っていない人たちはどうしたらいいと思いますか」
「ただひたすら練習に励むことです」という答えが返ってくると思いきや、彼は記者に向かって、静かにこういったのです。
「僕には、今あなたがやっている仕事はできません。世の中、つまりそういうことじゃないかな」
つまり、できないことに焦点を当てて嘆くのではなく、自分の得意な部分に光を当てて、それを磨いていくと、自分の居場所ができる。
そう言っているのだと思いました。
たとえば、人の話を聞くのが好き。
文章を書いているとワクワクする。
料理が大好き。
写真を撮っていると時間を忘れる。
「何か一つでも得意な事があれば、幸せに生きていけるんだよ」
学生や先生や親たちは、子どもたちにそう語りかけているでしょうか。
神様があなたを作った理由、知っていますか。
それはあなたにしかできないことあるからです。
だから、あなたが生まれてきた。
あなたの得意なものは何ですか?
好きなこと、悩んでいることの中にヒントがあります。
たまに立ち止まって、悩んでいる自分を、何かに没頭している自分を振り返る。
そんな優しい時間を持ちませんか?
人は、人に合った生き方がある。
自分の得意な分野を伸ばすこと・・・
そうすることで、自分の役割りが明確になる。
そう思います。
自分の、今、目の前にある道は、自分だけの一方通行の道
他の人を羨んでも、一人しか通れない・・
オーケストラのいろいろな楽器は、それぞれに役目を持って音を出しています
バイオリンが、チェロの音色を出そうとしても、バイオリンの音色しか出ません
自分の持っているものに自信を持って、今、手の中にある音色を磨いていく・・
周りの人を輝かせている人ほど、その人自身が輝いていきますね
今日も素敵な1日を
Posted by 尾上 正 at 07:04│Comments(0)