2017年08月09日
お尻ペンペンは、逆効果 !
日経新聞内容から
虐待には至らない程度のしつけとしての体罰が、成長に悪影響を及ぼすかを巡っては議論があるが、今回の結果は、問題行動につながる可能性を示すものとして注目される
日米チームが、データ約29,000人を使って、3才半のときにお尻をたたくなどの体罰の有無が、5才半に成長したときの行動にどう影響したかを分析した
体罰を受けた子供は受けなかった子供に対して、「落ち着いて話を聞けない」のリスクが1.6倍
「約束を守れない」が1.5倍
1つのことに集中できない
我慢ができない
感情をうまく表せない
集団で行動できない
・・・・・
人の脳は単純にできていて“快適を求める”“苦痛を避ける”の2つからできているのだとか・・
今始まっている夏の甲子園の高校球児がきつい練習に耐えるのは、遠くに“求めるもの”が自分に喜びをもたらすものが見えると、目の前の“苦痛”を、そこに到達するための階段として捉えることができるからです
体罰は、誰でもいけないものだとはわかっていますが、同じようなことが日常に繰り返されています
仕事では、“苦痛 = ノルマ”というムチと飴を提示して、無理やり動かそうとする
学生スポーツの世界でも、言葉や体罰で“苦痛”を与えて、それを排除しようとするエネルギーをモチベーションに変えようとする・・
どちらも“苦痛”を与えて、それを排除するために
人を「自分の都合にいいようにコントロール」しようとする意識からきています
その方法では一時的に効果は出ても、長期的にみて破壊を招くという“気づき”が必要だとも思います
その人“自ら”が、自分の求めたいものを明確にさせて、そのためにどうすればいいかを自分が納得したときに、“自家発電”が起こります
来週はブログ夏休み
素敵な夏を
Posted by 尾上 正 at 06:59│Comments(0)