2015年09月16日
父の思い、娘の思い
ようこそ感動指定席 中国新聞 コラム ほろほろ通信から
瀬戸市の加藤 太伸さんには23才の娘さんがいる
思春期に入るとお父さんを避けるようになり、自分の部屋にこもり、「離れたい」と東京の大学に入り、そのまま就職して戻ってこなかった
加藤さんは寂しくはがきを書き始めたが、一度も返事はなかった
奥さんと一緒に初めて娘さんの所に訪ねた時に、「夜8時にハチ公前で」・・
なぜ夜まで待たなくてはいけないのか・・ 「どうしても」
男友達でも紹介されるのか
娘さんがやってきたが 「8時まで待って」
いったい誰が来るのか・・
8時になった 娘さんが「ほら」と、ビルの大きな電光画面を指差した
「おとん、おかん、めいわくかけてゴメンナサイ」と文字が映し出されていた
涙で何も見えなくなった
以来、時々メールで、はがきについてコメントを送ってくれます
私が送ったはがきを日付順にファイルして見せてくれます・・と、加藤さんはうれしそうに言う
親の心子知らず・・と言いますが、ホントの親の気持ちは自分が親になってみなければわからないものだとも思いますが、口には出さなくても伝わっていますね
以前にお客様とお話していた時にその方は、息子さんから送られたラジオが入っていた“箱”も大切にとってあるのだと・・
人が人を思う気持ちって素敵です ♡
Posted by 尾上 正 at 08:27│Comments(0)