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2013年06月05日

この世で一番美しい手

                          ブログ記事からそのまま掲載

私は二人の子の母親です。

最初の子供を産んだ時は、もしかしたらという思いで手足の指がちゃんとついているのかどうかまず確認しましたが、二人目の子供の時には当然、何ら問題はないと信じて妊娠しました。

しかし生まれてきた女の子は右手の指2つが無く、他の指は短いという障害をもって生まれてきました。

母乳をあげながら産着の間からのぞいている我が子の手を見ては、とめどなく涙が流れてきました。

一日中そのことばかり考えていました。

このまま一緒に死んでしまおうか?

子供を育てていく自信がありませんでした。

しかし、澄んだ目で私を見つめている我が子を見ていると
そんな思いをした私自身が本当に恥ずかしく思えました。

娘を連れて、あの病院、この病院と行って見ましたが、変わりがありませんでした。

しっかりと育てなくては、そう決意しながらも、意気地の無い母は、いつも子供の手を隠すのに必死でした。

子供を連れて外出をする時には、一層子供の手に神経を使いました。

ともすれば、他の人たちが障害児だと色々言ってくるのではないかと、本当に怯えてなりませんでした。

暑くなり、仕方なく袖丈の短い服を着せ、今までひた隠しにしていた右手が見えるようになりました。

やはり、人々の視線はひとり残らず娘の右手に向かいました。

後ろで指差す人、もしかして妊娠中に鴨肉を沢山食べられたのではと聞いてくる人、あんな子供をどうやって育てるんだと舌打ちする人もいました。

障害者に対する社会の視線が、本当に寛容でないことを骨身にしみて実感しました。


そのため、子供の手を子守帯の中に隠しておぶったり、娘の手を握り締めて隠したり、ビクビクしていました。

そんなある日、主人のお母さんが孫娘を背負いながら、障害のある右手を子守帯の中に隠されるのを偶然に見かけました。

涙があふれ出ました。


私の勇気の無さを、お母さんを通して実感したのです。

勇気の無い母親のために、苦労をするであろう娘に心底申し訳ないという思いで一杯でした。

その後、娘の手に必要以上に神経を使わないようにしました。


それまでの行動を反省しながら、同じような障害を抱えている母親の集まりに参加をしてみたりして、子供の立場から考えるようにしました。

今後は、障害を隠すというよりは、どうやって克服するのかに最善を尽くして手伝うようにしようと決めました。

私達家族は娘の右手を‘この世で一番美しい手’と呼びます。


まだ4歳の娘は、他の子供達が‘変な手、どうして?’と訊ねると、

手を自ら見せて堂々と‘一番美しい手’と言うそうです。



私の鼻の横に、キズがあります

私は普段まったく忘れているのですが、周りの人はその“理由”についてやっばり聞きにくいようですね ヒ・ミ・ツ

まだ5才くらいの頃、家の横の製材所で遊んでいて転び、体が前に倒れながら材木の上に釘が見えて“釘だ”と思ったところで記憶が消えています キョロキョロ

顔中血だらけになりながら、隣の家の奥さんに抱えてもらって市民病院に連れて行ってもらったと聞きました

もう3センチ上だったら失明していたかも・・

助けていただいて本当にありがとう クローバー





Posted by 尾上 正 at 08:44│Comments(0)
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