2019年11月27日
長所と短所はどこが違うのか?
山崎 拓巳著 「スゴイ話し方」から
人の「長所」と「短所」は、ほぼ同じものです。
「行動力がある」は「先走りしやすい」。
「まじめで一途」は「考え方が固くて融通がきかない」
「情熱的で素直」は「すぐに熱くなり、怒りっぽい」
すべて、良いところと悪いところは同じ。
さらに言えば、その人が持っている才能を他の人のために使えば長所、自分のためだけに使えば短所です。
しゃべるのが上手な人が、役に立つことを他人のためにわかりやすくしゃべったら「長所」です。
でも、そのオ能を自分のためだけに使うと「詭弁(きべん)」になる。
短所を長所に変えるものは、「利他の気持ちがあるかどうか」ということですね。
「スゴイでしょ」って思ってしゃべっているときは、スゴイと思われたくてしゃべっているから「独りよがり」です。
しかし、その話をすることで、聞いている相手が刺激を受けて、何かをひらめいたり、学んだり、元気になったりするなら、それは相手のためになる。つまり「利他」です。
相手に、良いことをして差し上げている。
同じことをしゃべっていても、「徳」を消費してしまっている場合と、「徳」を積む場合があるということです。
相手はあなたが「自分が褒められたくてこの話をしている」のか、それとも「この話をすることで私に何かを役立ててもらおうとして話してくれているのか」という微妙なニュアンスをしっかりと見抜きます。
下心があるのか? それとも「利他」の気持ちなのか? それはバレバレなんです。
あなたが、ただ単に怒っているだけなのか。それとも、自分のためを思って叱ってくれているのか。それは、必ず相手に伝わります。
相手の心に響き、相手に動いてもらうように話すには、この「利他」の気持ちを持って接することが必要なのだということを忘れないでください。
人は究極には、自分に一番関心がありますね・・
個人的なことではありますが、私が結局は突き詰めた部分で、自分が中心(大切)で、他の人のことは本当の心の奥底では二番めにしか考えていないのでは・・・と心の中で、今のできていない自分と、本当になりたい自分とのギャップを強く感じていました
そんな時に、ある方に
“自分を大切にすることは、自分の大切な人を大切にすることですよ”という言葉をいただいて、涙が出るくらい、心が軽くなったことがあります
自分を大切にすることは、自分の大切な人を大切にすること
周りの人を大切にすることは、自分を大切にすること
いろいろな方をお会いして、周りを輝かせることに力を注いでいる方が、もっとも輝いていると感じます
宍粟市 波賀城
Posted by 尾上 正 at
07:44
│Comments(0)