2019年03月06日
半径3メートル以内を幸せにする
半径3メートル以内を幸せにする 本田晃一著
未開の地に住む、部族の話
いさかいが起こることもあれば、暴力や盗みなど、コミュニティの平和を乱すようなことをする人もいます。
ただ、彼らには憲法も法律もありません。
だから彼らは、誰かが悪いことをしたら、コミュニティの全員で、その人をグルリと取り囲んで「あること」をします。
「こいつは幼いころ、よく、足が不自由な俺の手を引いてくれたもんだ」
「うちの子が川で溺れたとき、真っ先に飛び込んで助けてくれたのは、こいつだった」
「食べ物が不足して困っているときに、こいつは、高いところになっている木の実を見事にとってきてくれた」
彼らは悪いことをした人を取り囲んで、罰するのではなく、その人の存在によって、どれほどコミュニティが幸せを感じることができたかを披露し合うのです。
すると、悪いことをした人は、もう二度と悪さを働かず、まさに全員がそろって表現したような“いいやつ”になるといいます。
罰しないで更生させる、それが彼らのやり方なのです。
何事においても、人のいい面に目を向ける。
やっているのは、彼らとは正反対のことだよな…と、なんともいえない気持ちになりました。
人の悪い面ばかり見る、ともすれば罰する…という生き方をしがちで、それはすごく寂しくて悲しいことのように思えるのです。
自分の半径3メートル中心には、まず自分自身がいるという。
だから、まずは自分自身を満たすこと。
自分自身が満たされないうちは、「人を幸せにする」ことが自己犠牲になってしまうから。
自己犠牲的な行動は、「あんなにやってあげたのに、何ひとつ返してくれないなんてひどい」と見返りを求めてしまう。
そのポイントは「すでに、自分がどれほど幸せにしてもらっているか」に気づくこと。
次に、「自分という存在が誰かを喜ばせる」ということ。
うまくいかなかったときや、できなかったとき・・
そんな時にこそ、自分という最も大切な人に、エールを
自分を大切にするということは、自分の大切な人を大切にすること
自分の大切な人がうれしいときには、一緒にうれしくなります
同じように今自分がうれしいと、周りの人もうれしくなります
自らが光となって、周りを明るくしていく・・ そんな人って素敵ですね
Posted by 尾上 正 at
06:05
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