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2018年09月12日

人の“徳”とはなにか

稲盛 和夫著 「成功と失敗の法則」から

組織をまとめていくには、「力」で治めていく方法と、「徳」で治めていく方法があります。
換言すれば、集団の統治には、徳に基づく「王道」と、力に基づく「覇道」という二通りの方法があるのです。

この「王道」と「覇道」で思い出すのは、中国革命の父孫文が一九二四年に神戸で行った講演の一節です。

孫文は、革命を通じ新しい中国をつくろうと考え、友人たちの支援を求め、当時、日増しに帝国主義的な方向へ傾斜していこうとしていた日本を訪れ、次のように問いかけました。

「西洋の物質文明は科学の文明であり、武力の文明となってアジアを圧迫している。これは中国で古来いわれている『覇道』の文明であり、東洋にはそれより優れた『王道』の文化がある。王道の文化の本質は道徳、仁義である」

「あなたがた日本民族は、欧米の覇道の文化を取り入れていると同時に、アジアの王道文化の本質も持っている。
日本がこれからのち、世界の文化の前途に対して、いったい西洋の覇道の番犬となるのか、東洋の王道の干城(=盾と城)となるのか、あなたがた日本国民がよく考え、慎重に選ぶことにかかっている」

残念ながら、日本は孫文の忠告に耳を貸さず、 一瀉千里に「覇道」を突き進み、富国強兵の道をとり続け、ついには一九四五年の敗戦を迎えるに至るのです。

孫文が説いた「王道」とは、「徳」に基づいた国家政策のことであり、「徳」とは、中国では古来、「仁」「義」「礼」という三つの言葉で表されていました。

「仁」とは、他を慈しむこと

「義」とは、道理に適うこと

そして「礼」とは、礼節を弁(わきまえ)えていることです。

この「仁」「義」「礼」、三つを備えた人を「徳のある人」と呼んでいました。

つまり、「徳で治める」とは、高邁(こうまい)な人間性で集団を統治していくことを意味するのです。


自民党総裁選挙が始まっています

リーダーになる人には、徳と才が必要です

徳だけでは、物事が前に進まない

才だけでは、物事にひずみが生まれます

力なき愛は無力、愛なき力は暴力という言葉もあります

最近でのスポーツ界での膿が噴出しているのは、暴力という間違った力の使われ方が続いてきたから・・

元巨人の桑田さんは、「私の頃にも本当にいろいろありました。ただ、暴力という力で持って指導しようというのは、指導者が自分にはそんな方法でしか指導できないと猛省すべきだ」とも

力を持った人ほど“徳”というものが求められますね
  


Posted by 尾上 正 at 07:18Comments(0)