2018年09月05日
苦さの味を知らぬものは、甘さもわからない
メールマガジンから引用
「苦さの味を知らぬものは、甘さもわからない」 (ドイツのことわざ)
苦さを知ってこそ、甘みもよくわかる
このことわざの意味するところは、人生の苦しみを経験したことのない者に、人生の本当のよさはわからないということである。
または、人生の悲しみや苦しさを知った者でないと、他人のよさも見分けがつくものではないということであろう。
「涙とともにパンを食べたことのある者でなければ、人生の本当の味はわからない」という言葉もあるが、これも同じような意味である。
無理してつらい目にあったり、悲しいことを経験する必要はないものの、生きていくうえで人は必ずつらい目や悲しい目にあう。
感受性豊かな人は、この経験をもとにして、その先の人生に生かしていくのである。
そうすることで、その人の人生は一味も二味もよくなっていく。
他人からしても、そんな人にこそ頼りたくなる。
何の苦労も、苦い経験もない人は、恐くて頼れるものではない。
だから、つらいことにあっても、これは自分のためになる経験だと自分を励ましたいものである。
赤ちゃんに、苦いものを近づけると、顔をそむけます
甘いものを与えると、にっこりと笑います
人は遺伝子に甘いものを求め、苦いものを避けるようにインプットされています
これらの“苦味”は、自然界の“毒”です
植物は、甘いものはミツバチを集めて、遺伝子を継続しています
そして“苦味”は、自分を食べられないために、体を守るために出されます
本来は自分にとっての苦痛である“苦味”を経験することで、人としての“深み”も増していくんでしょうね
子供の頃って苦いものが苦手なものですが、大人になると好きになったりします
実は、味としての苦みは、「神経を安定させ、胃腸を活発にし、免疫力を高める」働きがあります
経験としても、味覚としても、大切なものですね
Posted by 尾上 正 at
06:47
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