2016年03月23日
「お墓に配達された御礼状」
福岡県、川辺さんが、数年前の新聞に投稿されていた記事から
私たち夫婦が結婚して20周年を迎えた
20年を無事に迎えることが出来たのは、結婚式に出て下さった人たちが支えてくれておかげだと…
20年前の結婚式に出席して下さった方たちに、お礼の手紙を書かれたそうです
書いてる最中に、ご主人が奥さんに「出席していただいた方の中で、一番お世話になった人は誰だと思うか?」と聞くと、奥さんは「あなたのご両親でしょうね」
ところがご両親は今、福岡市内の市営平尾霊園に眠っておられるのです
それでも手紙を書こうと言って、御礼状を書いて、宛名は福岡市平尾霊園川辺家××××と言う戒名だけで、ハガキを出されたそうです
戻ってくるハガキだったのですが、戻ってこなかったのです
奥さんは娘さんを連れてお盆にお墓参りに行くと、風で飛ばないように石がおかれ、濡れてもいいようにビニールに包まれたハガキが、お墓の前にきちんと配達されていたそうです
それを見て驚いた奥さんは、霊園の事務所に行って聞くと、郵便配達の方が来られ、このハガキを届けたいので場所を教えて欲しいと言って、配達して帰られたとのこと
このことを知り、川辺さんは新聞に「私は一人の市民として、こんな優しい人たちが影で支えてくれている、福岡という町が大好きになりました」と、
投稿されています
自分の仕事が配達という“もの”を届ける仕事だと思えば、このようなことは起こらないでしょう
その中にある“思い”を届ける仕事
目の前の人は、何を求めているのか
自分の仕事は、“本当は”何をお届けしているのか
しっかりとした土台が大切だと思います
Posted by 尾上 正 at
07:33
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