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2016年02月10日

本当の勝者はだれ?

「小さな幸せに気づかせてくれる33の物語と90の名言」から

2013年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)での日本対台湾戦

9回ツーアウトまで負けていた日本が奇跡的に同点に追いつき延長戦に

死闘の末、最後は日本チームが勝利をつかみます

試合が終わったあと、台湾チームの選手たちが、ピッチャーが立つマウンドに集まり、全員が客席の方を向くと、台湾人のお客さんにではなく、スタンドの日本人の観客全員に対して深々と頭を下げたのです

勝利を目前にして涙を飲んだ悔しい逆転負けのはずなのに、台湾のファンが掲げた旗には「日本おめでとう」の文字が

こんなにも感動的な敗者の姿があるでしょうか?


台湾チームが日本のファンに感謝したのには、こんな背景がありました

日本対台湾戦を2日後に控えた3月6日、1人の日本人が、ツイッターでこんなつぶやきをしたのです

「WBC、日本の初戦は台湾に決定。この試合を応援に行かれる方、先般の東日本大震災への台湾からの多大な支援のお礼の横断幕やプラカードをお願いします

WBCを通じ、日本と台湾の信頼関係を深め、私たちが本当に台湾に感謝している事を伝えてください」


台湾はあの震災の時、200億円を超える義援金と400トンを超える援助物資を送ってくれました

これは世界中で最も多い支援でした

そして、震災の翌日に、世界のどこよりも早く援助隊を派遣してくれたのも台湾だったのです

ツイッターのつぶやきは、「この時の支援へお礼をしよう」という呼びかけだったのです

このつぶやきは、瞬く間に日本中に広がり、翌日には中国語に翻訳され、台湾の人たちの間でも話題になっていったのです

試合当日、スタンドには「台湾に感謝」と書かれたたくさんのメッセージが・・

台湾チームの選手たちも、スタンドのこれらのプラカードを見て感動します

360度、観客全員へ向かって感謝の一礼をした台湾の選手たち

その姿に、スタンドからも惜しみない拍手が贈られました


台湾はかねてからの親日(国)です

今、地震により多くの人の命が失われ、いまだ行方不明の方も多く・・

日本からも、あの時助けてもらった恩をぜひ今返したいと、寄付も集まっていると聞きます

自分にできる少しの“行動”を

自分が“勝つ”ということは、相手が負けること

周りの人を勝たせることで、自分が勝っていく双方勝利にこそ、温かい感動が生まれますね

  


Posted by 尾上 正 at 08:32Comments(0)